一昨年8月から進めていた本社工場の焼鈍炉更新工事が完了し、2月2日本格稼動を開始、同7日完成式が執り行われました。有効寸法の長さ10m以上の大型炉体移動式焼鈍炉の導入は、中四国初となります。
「焼鈍炉」とは鋳造した製品を熱処理し、製品内部のひずみを取り除く炉です。新しい焼鈍炉は、本社工場で製造した工作機械およびエネルギー業界向け鋳造品の熱処理を担い、リードタイムの短縮や省エネ効果等を狙いとしています。従来の焼鈍炉と比べ、熱効率が12%改善されるだけでなく、温度精度も向上し、高精度な熱処理が可能になります。また移動式の炉体で、作業効率が1.5倍となり、自動燃焼による省人化にも繋がります。
今後、当社の強みである45tまでの大型鋳物一貫生産体制のさらなる品質管理強化を図ります。