広島にとっても、また鉄を使ったものづくりをする大和重工にとっても「母なる川」である太田川。その太田川流域で「太田川クラフトフェスタ」という「ものづくり」にこだわったイベントが開かれています。今回はその一環である“Craft Arch クラフトアーチ・ワークショップ~タタラ製鉄跡の探検”が7月25日ロイヤルシティ芸北聖湖畔で開催され、地元の皆さんや金属造形を専攻する大学生が参加しました。古来朝鮮半島から伝わったとされる「たたら製鉄」はこの芸北地域で発展し、生まれた鉄素材が太田川を下り、可部の町でさまざまな鉄製品に加工されてきたという歴史があります。「たたらのこころ・技術」を受け継ぐ当社は、湯牧民五右衛門風呂とかまどん(ダッチオーブン、羽釜)で参加。かまどんで料理されたピラフやチキン、パンケーキが参加者に振舞われました。食後はたたら製鉄跡の探検に出発。三段峡の森に眠っていた歴史のカケラを見つけ、遠い昔に思いをはせることのできたイベントでした。